高校生の頃、私は不登校になり、家に引きこもる日々が続きました。原因は、いじめでした。心身ともに疲れ果て、学校に行く気力もなく、毎日が暗闇の中での葛藤でした。
最初のうちは、少しでも学校に行こうと努力しましたが、いじめは終わらず、心の中は次第に追い詰められていきました。その頃、家に帰ると安心できる場所があったものの、外の世界への不安と恐怖が強く、学校に戻る気持ちになれませんでした。
引きこもりの2年間
2年間、家から出ることなく引きこもって過ごしました。その間、何度も「このままではダメだ」と感じましたが、どうしても前に進むことができませんでした。何をしても無駄だと思い、自分の人生は終わったと感じていたのです。
その時期、私は多くの葛藤と向き合っていました。誰にも理解してもらえない孤独感や、毎日続く不安や恐れ。今振り返ると、その時の自分は本当に辛かったと思います。しかし、家族はいつも私を支えてくれました。
両親への感謝
今思うと、2年間も何もせずに引きこもっていた自分に、両親はどれほど心配し、どれほど努力してくれていたのだろうと感じます。それでも、私が家に引きこもっている間、両親は決して責めず、無理に外に出るように言わず、ただそっと見守ってくれていました。
そのおかげで、私は少しずつ自分のペースで前に進むことができました。家族の愛と支えがあったからこそ、私は再び立ち上がることができたのです。
今、思うこと
あの時、私は「人生終わった」と感じていましたが、今振り返ると、その経験は私を強くしたと感じます。辛い日々を乗り越えたからこそ、今の自分がいるのだと実感しています。
どんなに苦しくても、絶望の中にいると感じても、必ずそこから抜け出す道はあります。自分のペースで進んでいけば、少しずつでも前に進むことができると、今は確信しています。
あの時の自分に伝えたいことがあります。「今は苦しくても、必ず明日は来る。そして、あなたには支えてくれる人たちがいる」ということです。