先日、子どもの虫歯治療中に少し驚く出来事がありました。進行した虫歯を治療するために、神経を取る「抜髄」という治療を行ったのですが、その過程で使われた器具が根管内で折れて残ってしまったのです!
先生から「こういうことは滅多に起こらないですが、歯の形状や硬さによって起こり得る」と説明を受けましたが、初めてのことで驚きを隠せませんでした。
大学病院での治療で安心
一般の歯科医院では対応が難しいため、紹介状をもらって大学病院で治療を受けることになりました。大学病院ではマイクロスコープやCTを使用し、慎重に折れた器具を取り除く治療を行ってもらいました。
治療は無事に成功し、器具も完全に除去されました。子どもも痛みがなくなり、心からホッとしました。
根管治療中の器具破折について
今回の件をきっかけに、根管治療について少し調べてみました。
根管治療では、根の中をきれいにするために「リーマー」や「ファイル」といった細い器具を使います。歯の中の細い根管が曲がっていたり硬くなっている場合、器具に強い力がかかり、稀に折れることがあるそうです。
ただし、折れた器具は滅菌されたものを使用しているため、感染源にはなりません。根管内の洗浄が十分に行われている場合は無理に取り除かなくても問題がないこともありますが、今回のように初期段階で折れてしまった場合や症状が出ている場合は取り除く必要があるとのことでした。
専門的な技術と設備の重要性
大学病院での治療を通して、歯科医療の専門性の高さを実感しました。特に、マイクロスコープやCTを使った治療は非常に安心感があります。
歯科治療はトラブルが起きることもありますが、専門的な技術や設備が整った環境で適切に対処できるというのは心強いですね。
経験を通じて感じたこと
今回の出来事は親としてはドキッとするものでしたが、結果的にはきちんと対処していただけたので感謝しています。子どもも「大学病院、すごい機械だった!」と話していて、ある意味良い経験になったのかもしれません。
皆さんも歯の健康を大切にして、何かあったときは適切な医療機関に相談することをおすすめします!