年末というのは、新しい年への期待や、今年一年を振り返る時間が心を温めてくれる特別な時期です。しかし、去年の年末は、私にとって忘れられない出来事がありました。愛猫クリちゃんが、突然天国へ旅立ったのです。
突然の異変
クリちゃんは以前、体調を崩したことがありましたが、少しずつ元気を取り戻し、家族全員が安心していました。しかし、年末の夜、いつもと違う様子に気づきました。
部屋をぐるぐる歩き回ったかと思うと、突然静かに横になり眠ってしまう。その不安定な状態に、家族みんなで寄り添いながら見守ることにしました。声をかけ続ける中、彼の存在がどれほど大切だったかを感じていました。
訪れた別れ
翌朝、クリちゃんは静かに息を引き取りました。その瞬間、胸が締め付けられるような悲しみが押し寄せ、ただ涙を流すしかありませんでした。でも、不思議と彼の安らかな表情を見たとき、「ありがとう」と自然に言葉が出てきたんです。それは、彼が私たちに与えてくれたたくさんの愛と温かさに対する感謝の気持ちでした。
失った後の日々
クリちゃんがいなくなった家は、とても静かになりました。それまで気づかなかった彼の存在の大きさを改めて感じる日々です。
子供たちのそばで眠る姿、窓辺で日向ぼっこを楽しむ姿、帰宅すると出迎えてくれる姿――どれもが愛おしく、懐かしい思い出です。その一つ一つが私たちの生活を豊かにしてくれていたのだと、いなくなって初めて気づかされました。
愛するペットへの感謝
ペットと暮らすことは、たくさんの喜びや癒しをもたらしてくれる一方で、大きな責任と別れの悲しみも伴います。それでも、クリちゃんと過ごした日々は私にとってかけがえのない宝物です。彼が私たちに教えてくれた愛と優しさ、そして日々を大切にすることの意味を、これからも心に刻み続けていきたいと思います。
新しい年へ向けて
去年の年末は涙で締めくくられましたが、新しい年はクリちゃんが教えてくれた愛と感謝を胸に、一歩ずつ前を向いて進んでいこうと思います。このブログを読んでくださった皆さんにも、愛する存在との時間を大切に過ごしていただけたら嬉しいです。
「ありがとう、クリちゃん。そして安らかに。」